Linux で日本語処理
Unix 環境、特に Linux 上の XFE(X 用フロントエンド)で日本語をある 程度快適に使用する方法を説明します。この文書は、一部のユーザの方に 御協力を頂き作成したものです。なお、この方法はサポート外であることを ご理解された上でお試しください。現在のところ、Unix 版の日本語キットは 販売されておりません。また、この操作は Version 4 を想定しています。
日本語のノートブックの表示
次の操作を行うことで基本的には日本語を含むノートブックを表示することが可能になります。
- Edit メニューを開く
- Preferences... を開く
- Global Options を開く
- Menu Settings を開く
- FontSubstitutions の右のボタンをクリックしダイアログを開く
- DefaultKanjiFont と DefaultMonoKanjiFont に利用可能な日本語のフォントを割り当てる
- 念のため JFontText, JFontSans, JFontSansBold なども設定します
なお、なるべく TrueType フォントにしておくと拡大したときもきれいに表示されます。
しかしながら、EUC 指定のノートブックの表示は出来ません。さらに以下の操作を行う必要があります。
- Mathematica のインストールされたディレクトリに書き込み権限のあるユーザになる
- Mathematica のインストールされたディレクトリに移動する
- SystemFiles/FrontEnd/TextResources/X に移動する
- Specific.tr というファイルを Specific.tr.org にコピーする
- Specific.tr を vi または mule などで開く
- "ShiftJIS" -> "jisx020?.????" という行を真似てその直下に "EUC" のエントリを作る
- Mathematica を再起動する
これで、CharacterEncoding に EUC が指定されていても日本語を表示できるようになります。デフォルトでは ShiftJIS しか表示されないようになっているようです。
また、次のような条件のフォントエイリアスを作成することでそのフォントを使用出来ます。
- そのフォント名にはひとつのレジストリとエンコードしか存在しない
- 例えば xlsfonts | grep <そのフォント名> とかすると一行しか出てこない
- 登録するレジストリ&エンコードは jisx0208.1983 にする
ただし、上記エンコード以外の文字にそのフォントを使用すると文字化けします。注意してください。
EUCを使用する準備
適切なエンコードの設定を行うことで、OpenRead などの関数、フロントエンドの OpenSpecial などでファイルを読みこむことが出来ます。EUCで保存されたファイルも同様にして読みこむことが出来ます。ただし、事前に次のような変更を行ってください。
- Mathematica のインストールされたディレクトリに書きこみ権限のあるユーザになる
- Mathematica のインストールされたディレクトリに移動する
- SystemFiles/CharacterEncodings に移動する
- EUC.m を EUC.m.org にコピーする
- EUC.m を vi や mule などで開く
- ファイルのはじめにある "ShiftJIS" を "CP936" に変更する
- Mathematica を再起動する
半角仮名を含むノートブックの表示
半角仮名を含むノートブックの表示を行うには、次の操作をする必要があります。
- Mathematica のインストールされたディレクトリに書きこみ権限のあるユーザになる
- Mathematica のインストールされたディレクトリに移動する
- SystemFiles/FrontEnd/TextResources に移動する
- UnicodeFontMapping.tr を UnicodeFontMapping.tr.org にコピーする
- UnicodeFontMapping.tr を vi や mule などで開く
- 半角仮名に対応するコードを全角仮名のコードに置き換える
この操作を簡単にするパッチファイルも置いておきます。
日本語の入力
Mathematica は XIM
をサポートしていないた
め、そのままでは日本語
の入力をすることは出来
ません。以下のプログラ
ムを使用することで、あ
る程度可能になります。
(下記の作者の方のペー
ジから最新版をダウンロー
ドされるようお願い致し
ます。)
- tar zxvf mathinputj.tar.gz
- cd mathinputj
- xmkmf
- make
- make install
このプログラム内で kinput2 などを使って日本語入力し、改行すると標準出力に対応するユニコードが出力されます。カット&ペーストでノートブックにコピーするとその日本語が入力できるという仕組みです。このプログラムについては作者の方のページをご覧ください。
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